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空港でチェックインする時に、ときどき「こちらの便は満席のご予約を頂いており、万が一、座席数が足りなくなる場合は、振替のご協力をいただけませんか?」という依頼を受ける時がある。
いわゆる飛行機のオーバーブッキング時の対応であり、「フレックストラベラー制度」と名づけられているものである。時間的に振替可能な場合は、協力を申し出ているが、いままで当たったことがなかった。
ご予約をお持ちのお客様の数が座席数を上回り、座席が不足した場合、当該便を予約済みのお客様の中から、ANAが提示する協力金額および代替交通手段に同意され、自主的に便の変更等についてご了承いただける方を募り、ご協力いただいたお客様に対して、協力金のお支払いおよび代替交通手段の提供を行う制度です。
JALにも同じような制度がある。
ところが、先日、正月の帰省から東京へ戻る夕方便で当たった!
いつものように、チェックイン時に「協力して頂けますか?」という依頼があったので、当たらないんだろうなあとは思いながら「はい」と答えていた。実際、搭乗まで再び声をかけられなかったので、やはり当たらなかったんだあと思いながら搭乗口でチケットをかざすと”ピーピー”とエラー音が出て、スタッフから声をかけられ、すぐ隣まで移動すると、「○○様ですね?後続便へ振替をお願いできますか?」と言われ、こんなギリギリで言われるんだ~と少し驚いた。
その場で「受領書兼同意書」にサインを求められ、「受領書兼同意書」の控えと現金1万円、後続便のチケットをもらった。1時間半ほど後ろに便にするだけで1万円ゲットできた。すでに手荷物を預けていたので、のちほど、手荷物の番号レシートをもらい、後続便へ載って帰京。
ANAから新年そうそうお年玉をもらったような気持ちになった。
チェックイン時によく声をかけられるのは、AMCフレックスパートナーに登録しているからだと思う。当日便への振替の場合は、10,000円または7,500マイルが協力金(協力マイル)としてもらえる。
以前、聞いたことがあるが、オーバーブッキングの際に振替協力を依頼される順番は、
・航空会社の社員(もちろん自社のみ)
・フレックストラベラー登録者
・一般旅行者
という形なので、AMCフレックスパートナー(フレックストラベラー登録者)として優先して声をかけられているんだと思う。